阪急阪神ホールディングス(HD)は24日、積水ハウスがオーストラリアのシドニー近郊で進める分譲マンションの開発事業に参画すると発表した。阪急阪神HDの現地法人が2027年6月までに最大で約4億1500万豪ドル(約444億円)を調達し、事業資金とする。分譲マンション約2000戸を共同で開発する。

阪急阪神HDの豪州における事業統括会社の100%子会社として、8月にHHPメルローズ・デベロップメントを設立した。HHPメルローズが今後12回に分けて実施する増資を事業統括会社が引き受ける計画だ。

積水ハウスが14年に開始した約30万平方メートルの住宅地開発プロジェクト「メルローズパーク」に阪急阪神HD傘下の阪急阪神不動産が参画する。これまで1075戸を分譲してきたが、今後はさらに約4700戸の分譲を計画している。このうち約2000戸の分譲に阪急阪神不動産が参画する。プロジェクトの事業比率は積水ハウスと阪急阪神で50%ずつを計画する。マンションの完成時期は非公開。

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