24日の東京外国為替市場、円相場は午前中、1ドル=143円台で取り引きされていましたが、午後に入って、日銀の植田総裁が大阪市での講演の中で、利上げについて「時間的な余裕はある」などと発言したことなどから、一時、144円台後半まで円安が進みました。

午後5時時点の円相場は、先週末と比べて82銭円安ドル高の1ドル=144円44銭~47銭でした。

一方、ユーロに対しても先週末と比べて41銭円安ユーロ高の1ユーロ=160円72銭~76銭でした。

ユーロは、ドルに対して1ユーロ=1.1126~28ドルでした。

市場関係者は「植田総裁の発言は、先週金曜日の記者会見と同様の内容だったが、投資家の間で、追加の利上げは遅れるのではないかという見方が改めて広がった。今週27日に投開票が行われる自民党総裁選挙では、候補者によって金融・財政政策の主張に隔たりがあることから、選挙結果に注目が集まっている」と話していました。

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