FRB=連邦準備制度理事会による利下げの継続や、中国の中央銀行による追加の金融緩和への期待感を背景に、24日のニューヨーク株式市場では、買い注文が先行する流れとなりました。

その後は、利益を確定するための売り注文も出て、ダウ平均株価の終値は前日と比べて83ドル57セント高い4万2208ドル22セントとなり、4営業日連続で最高値を更新しました。

また、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も上昇し、2日連続で最高値を更新しました。

市場関係者は「中国による追加の金融緩和の方針を受けて中国で事業を展開する企業の株式を中心に買い注文が集まったが、過熱感も意識されて上昇幅は限定的だった」と話しています。

一方、ニューヨーク外国為替市場では、この日に発表されたアメリカの消費者のマインドについての指標が市場の予想を下回ったことでドルを売って円を買う動きが進みました。

統計の発表前は円相場は1ドル=144円台前半で推移していましたが、一時、1ドル=143円台前半までおよそ1円程度、値上がりする展開となりました。

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