8月の外食売上高はお盆休みの需要で9.3%増えた

日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した8月の外食売上高(全店べース)は、前年同月比9.3%増だった。33カ月連続のプラスとなった。猛暑や災害の影響でお盆期間の遠出を控える動きが広がり、休みを近場で過ごした消費者を中心に外食需要が伸びた。

客数は4.7%増と、33カ月連続で前年を超えた。同協会は「猛暑による出控えで近場の客数が増えた。帰省で遠出するよりも、近場のショッピングセンター(SC)などで暑さをしのぐ様子がみられた」としている。価格改定の影響で客単価は4.4%上昇した。

業態別の売上高はファストフードが9.6%増と伸びが大きかった。「麺類」カテゴリーでは猛暑に対応した冷たいメニューや、辛いメニューの売り上げが好調だった。

ファミリーレストランは9.9%増えた。このうち「洋風」カテゴリーが10.1%伸びた。集客の見込めるお盆の期間にあわせ、キャンペーンを展開した企業もあった。

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