大阪ガスなどは25日、二酸化炭素(CO2)排出が実質ゼロの都市ガス「eメタン」などによる環境価値を証書で取引するシステムを、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で実用化すると発表した。システムを通じて外部のeメタン事業などによる証書を万博会場に供給するガスに割り当て、CO2排出をゼロにする。

eメタンやバイオガスによる環境価値を証書にして取引する「クリーンガス証書」の仕組みは4月から始まった。大ガスは三菱重工業と共同で証書の管理や取引をするプラットフォームを開発。同様のシステムの実用化は世界初という。万博での活用を経て、2030年ごろからシステムを普及させる目標だ。

将来的にはシステムを再生航空燃料(SAF)や合成燃料(e-fuel)による環境価値取引にも適用させることを目指す。

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