住友生命と神戸大は神戸市民ら1000人を対象に健康に関する調査をする

住友生命保険は25日、神戸大学と健康に関する共同研究を始めると発表した。神戸市民ら1000人を対象に、住友生命の保険商品などを活用して運動が脳にどのような影響を与えるのかを2年間かけて調べる。

住友生命は日々の歩数などに応じてコンビニエンスストアの商品の引換券などを付与する保険商品「バイタリティー」を扱っている。共同研究では神戸市内に在住、または市内で働く高齢者(60歳以上80歳未満)1000人に2年間、バイタリティーの健康プログラムを使ってもらう。

共同研究の参加者には健康プログラムと並行して、トランプを使った記憶力や集中力の測定に加え、運動や体調の変化などに関するアンケートへの回答をそれぞれ2年間で5回実施してもらう。集まったデータは神戸大が分析し、参加者は謝礼としてデジタルクオカードを受け取ることができる。

住友生命の担当者は「高齢者の健康増進や認知症リスクの低減に向けて、運動がどれほど有効なのかを検証したい」と話している。

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