自動車大手8社が27日発表した8月の国内生産台数は、前年同月比15.5%減の計51万台と2カ月ぶりにマイナスに転じた。トヨタ自動車は、認証不正問題に伴う一部車種の生産停止に加え、台風10号で国内全工場の稼働を一時停止したことが響き22.2%減。ダイハツ工業も台風の影響を受け、29.0%減となった。

国内生産は、微減のSUBARUを含め全社がマイナス。ダイハツ、トヨタに次ぐ14.0%の落ち込みとなったマツダは、スポーツ用多目的車(SUV)「CX―5」の減少が響いた。日産自動車もミニバン「セレナ」の台数減などで13.4%のマイナスだった。

海外生産は8.0%減。マツダ(18.8%増)を除く7社がマイナスだった。トヨタ(6.5%減)は北米でのリコール(回収・無償修理)が重しとなったほか、三菱自動車はタイで台数を減らした。

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