ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は27日、2024年通期決算の業績予想を下方修正し、売上高が前期から微減の3200億ユーロ(約50兆8千億円)になるとの見通しを公表した。従来は最大5%の増収を予想していた。中国市場での販売不振といった経営環境の悪化を踏まえた。
24年の世界販売台数も約900万台に下方修正し、23年の約924万台を下回る見通しとなった。従来は23年比で最大3%増を予想していた。VWは「マクロ経済環境の悪化が影響している」と説明する。
VWは中国市場での競争激化に加え、電気自動車の販売失速で経営が悪化。人員削減や工場閉鎖を模索している。(共同)
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