新型船は1990年就航の「レディ クリスタル」の後継とする(現行船の航行風景)

日本郵船は30日、東京湾内でクルーズしながら料理が楽しめるレストラン船を37年ぶりに刷新すると発表した。前畑造船(長崎県佐世保市)と同日、新型船を建造する契約を結んだ。2027年に新型船を完成させた後、現在運航する「レディ クリスタル」と置き換える。

新型船のエンジンはディーゼル(軽油)ほか水素も燃料に使えるよう検討する。バッテリーも搭載して電気も推進力にする。クルーズ時の環境負荷を減らしつつ、燃料油特有の臭いを抑えて船内での食事をより楽しめるようにする。料理は日本郵船が包括連携協定を結ぶ秋田県や北海道の食材を多く使う。

全長は約48メートル、全幅は約9.5メートル。総トン数は約480トンで、1990年の就航したレディ クリスタルより4割ほど重くなる。

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