九電工はドローン向け測量ソフトウエアを手がけるスタートアップのスカイマティクス(東京・中央)と資本業務提携したと発表した。九電工が持つ建設や再生可能エネルギー、林業などの分野での専門的な知見を共有し、スカイマティクスのソフト開発力を生かして両社で新ビジネスの創出を目指す。

出資額や比率は非公表。スカイマティクスはドローンで撮影した情報から自動で3次元の地形データを生成するクラウド型ソフト「くみき」の販売などを手がける。測量業務が効率化できるとして建設業界などで引き合いが高まっているという。九電工は代理店としてスカイマティクスのサービスを国内外の企業に売り込む。

九電工は今回の協業をグループのデジタルトランスフォーメーション(DX)にもつなげたい考え。両社はすでにドローンや人工衛星で撮った画像から森林の樹種などを詳細に解析する技術の開発に着手した。木質バイオマス発電所の運営に必要な木材資源の効率的な把握につなげる。

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