アイカ工業は30日、2024年4〜9月期の配当(中間配当)を1株あたり56円に引き上げると発表した。従来予想から3円、前期比で4円積み増す。内装材に使うメラミン不燃化粧板などが好調だった4〜6月期業績を踏まえ、株主還元を強化する。期末配当は従来予想の60円を据え置いた。

アイカ工業は同日、政策保有株の売り出しと自社株買いも発表した。東京海上日動火災保険、三菱UFJ銀行、名古屋銀行が保有する株式約182万株(発行済み株式数の3%)を売り出す。受渡期日は10月中旬を予定する。株主の裾野を広げ、株式の流動性を高める狙いだ。

自社株買いは150万株(同2%)および取得価格40億円を上限とし、25年3月までに実施する。

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