セブン-イレブン・ジャパンと三井住友カードは1日、都内で記者会見を開きました。

それによりますと、レジで専用のアプリを読み込んだあと、スマートフォンをかざしてクレジットカードで支払う「タッチ決済」を行うことで、ポイントの還元率をこれまでの7%から10%に引き上げるということです。

セブン-イレブン・ジャパンでは、長引く物価高で店舗の売り上げが伸び悩んでいることから、低価格帯の商品を増やしていて、今回のポイントの還元率の引き上げと合わせて売り上げのてこ入れを図る考えです。

永松文彦 社長は、会見で「ポイントユーザーとの接点が生まれることによって、さまざまなシナジー効果が期待できる。これまで利用してこなかった客を取り込みたい」と話していました。

小売業界では、ローソンとファミリーマートが弁当やサンドイッチの価格を据え置いて量を増やしたり、大手スーパーのイオンが自社で開発した商品の値下げを行ったりしていて、物価高の中でも消費者を取り込もうという動きが相次いでいます。

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