福岡市と米ナイアンティックの日本法人、ポケモン（東京・港）は2日、11月に福岡市内で開催予定のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」のリアルイベントのメイン会場を、同市中央区の「舞鶴公園」に決めたと発表した。公園のほかにも市内に10の公式ルートを設け、市全体での周遊を促す。
ポケモンGOは全地球測位システム（GPS）機能の位置情報を活用し、街を探索しながらキャラクターを捕まえる人気ゲーム。ゲームを活用し開催されるリアルイベントには世界中からファンが集まる。
11月16、17日の2日間開催される「Pokemon GO ワイルドエリア」はゲームソフト「ソード・シールド」に登場するフィールドの世界観を、ポケモンGO上の舞鶴公園の位置に再現する。担当者によると「これまで行われていたリアルイベントとは違い、よりゲームの世界観を重視した」という。
イベントではゲーム初登場となるポケモン「ストリンダー」が出現するほか、イベント限定で使えるモンスターボールも登場する。
5〜6月に会場となった仙台市では4日間で約6万8000人がイベントに参加し70億円以上の経済効果が見込まれた。福岡市の高島宗一郎市長は「仙台では97%が市外からの来訪者だったと聞く。遠方からの参加者で経済効果は大きいものになるだろう」と期待感を示した。
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