日工会などがJIMTOFの開催概要を発表した(2日、東京都港区)

日本工作機械工業会(日工会)と東京ビッグサイト(東京・江東)は2日、11月に開く工作機械の大型展示会「第32回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)」の概要を発表した。出展社数は1260社超と過去最高を見込む。学生が工作機械について学べるエリアを新たに設け、進路設計に役立ててもらう。

JIMTOFは1962年から2年に1回のペースで開催する。今年は11月5〜10日に東京ビッグサイトで開く。来場者数の目標は13万人以上で、1割が海外顧客と見込む。

9月末時点の出展予定社数は1262社で、22年の前回開催に比べて2割近く増える。新型コロナウイルス禍の収束で、中国や台湾などの海外企業は223社と3倍に増える。日工会によれば、40社超の会員企業が世界初公開の製品を展示するという。

学生に向けた情報発信も強化する。出展企業の総務や人事担当者と就職活動などの相談ができるほか、工作機械について学べる体験型コンテンツを用意する。理系・文系を問わず、幅広い学生に業界への関心を高めてもらう。

日工会の稲葉善治会長(ファナック会長)は「生産システム全体の効率化・最適化に向けたソリューションの展示が期待されるほか、未来を担う人材にものづくりの喜びや醍醐味を引き継ぎたい」と意気込む。

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