ライドシェア事業の参入を目指すスタートアップのnewmo(ニューモ、東京・港)は26日、5月1日付で大阪事務所を開設すると発表した。当初は2人が常駐予定だが、2024年内に10人体制を目指す。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)をにらみ今秋にも大阪府でサービス開始を狙う。事務所を通じて連携するタクシー会社を開拓する。
大阪・中之島にある住友中之島ビル(大阪市)に入居する。4月に日本でライドシェアが一部地域で解禁されたものの、現行制度ではタクシー会社の管理のもと運用する必要がある。ニューモは40台ほどのタクシーを保有する岸交(堺市)に出資して大阪府での参入を準備している。他にも複数のタクシー会社と連携するため、事務所を設置して開拓を急ぐ。
ニューモはグリーやメルカリの幹部だった青柳直樹氏が1月に設立した。メルカリやベンチャーキャピタル(VC)のグロービス・キャピタル・パートナーズなどから約15億円を調達している。大阪での事業を「大阪モデル」と位置づけて全国展開への足掛かりとしたい考えだ。
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