サーラコーポレーションの神野社長は豊橋と浜松の企業間の共創を訴えた(4日、愛知県豊橋市)

サーラコーポレーションは4日、愛知県の東三河地域と静岡県西部のスタートアップを育成する支援イベントを愛知県豊橋市で開いた。同市や浜松市などのスタートアップ6社が事業アイデアを競うピッチコンテストを実施した。サーラは両地域を地盤に都市ガスや住宅事業を手掛けており、新興支援を地域活性化につなげる。

イベントはベンチャーキャピタル(VC)のNES(東京・港)と共催し、豊橋市と浜松市が後援した。新興企業に投資するエンジェル投資家や地銀などとも交流した。スタートアップ支援で両地域が連携するのは珍しい。

サーラの神野吾郎社長は「起業家が(成長のための)谷を乗り越えるには、情熱と力に加えて仲間が必要だ。共創をこの地域で進めていく」と話した。豊橋市の浅井由崇市長は「豊橋と浜松を合わせた『新東海地域』を、(農業とテクノロジーを組み合わせた)アグリテックのスタートアップの集積地としたい」と意気込んだ。

  • 【関連記事】東三河の新興育成へ金融連携 三菱UFJ、豊橋でイベント

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。