ウェザーニューズは4日、12月1日を効力発生日として1株を2株に分割すると発表した。株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図る。4日の終値ベースで約55万円の最低投資金額は27万円程度になる。

2025年5月期の配当も見直す。24年6〜11月期の配当を70円、25年5月期の期末配当は35円にする。株式分割前のベースで換算した年間配当は140円（前期は120円）となり、従来予想の130円から実質的な上積みとなる。

同日発表した24年6〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比35%減の2億7900万円だった。豪雨などを背景に国内外で気象情報の需要が伸びたものの、定年退職制度の導入で前年同期に税金費用が減った反動が出た。

売上高は5%増の58億円。大型船舶向けに気象情報を提供する航海気象事業は15億円と10%増えた。配送関連や鉄道など陸上の事業者が主要な顧客の気象事業も8%伸び、営業利益は10%増の4億5500万円だった。

売上高が前期比6%増の235億円、純利益が11%増の27億円とする25年5月期通期の業績見通しは据え置いた。

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