タムラ製作所のブラジル工場(同社提供)

タムラ製作所は7日、ブラジルに3つ目の新工場を建設すると発表した。既存工場の設備も増強し、発電システムに使う変圧器などを生産する。総投資額は約17億円で、ブラジルでの生産能力を4倍にする。

新工場は11月の稼働を予定する。生産する変圧器は、発電システムの電圧を調整する役割がある。再生可能エネルギーの使用量が増え、風力発電や太陽光発電に使う変圧器の需要が高まっていることに対応する。

同社はブラジルに2カ所の工場を持ち、変圧器のほか産業機器などを生産している。風力発電を中心とした再生可能エネルギーの利用が現地で盛んになり、変圧器の生産能力は上限に達していた。

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