米グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」をめぐり、米ゲーム大手エピックゲームズが反トラスト法(独占禁止法)違反でグーグルを訴えていた訴訟で、米連邦地裁は7日、グーグルに対して複数の是正策を命じた。

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 地裁側は、グーグルの基本ソフト「アンドロイド」で、外部のアプリストアを阻害しないよう要求。端末メーカーに報酬を払ってグーグルプレイを初期設定にしてもらうことを禁じるほか、グーグルの決済サービスを強要しないよう求めている。今年11月から3年間が対象という。

 グーグルは7日の声明で、「アンドロイドはオープンなプラットフォームで、複数のアプリストアなどの選択肢を認めてきた」などとして、控訴する方針を改めて示した。

 人気ゲーム「フォートナイト」を運営するエピックは2020年、グーグルがグーグルプレイで独占的な立場を利用し、高い手数料を課しているなどとして提訴。連邦地裁は昨年12月、エピック側の主張を認め、是正策を検討していた。グーグルはグーグルプレイ上で販売されるアプリなどについて、最大で売り上げの30%をアプリ業者に課している。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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