ロート製薬は8日、細胞から放出される微粒子「エクソソーム」などをつくる再生医療向けの培地を9日から販売すると発表した。エクソソームは細胞間の情報伝達を担い、炎症を抑えるなどの効果があるため様々な治療への応用が期待できる。ロートは再生医療関連の開発に力を入れており、製品のラインアップを拡充する。
エクソソームのほか組織の再生を促す成長因子といった「細胞外小胞」をつくる際に栄養となる培地を開発し、研究機関などに販売する。ウイルス混入などのリスクがある動物由来の原料を排除した。細胞の再生医療向けの培地は20年から供給している。
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