9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比431・63ドル高の4万2512・00ドルと3営業日ぶりに終値の最高値を更新して取引を終えた。堅調な経済指標を背景に、米景気の先行きに対する期待感から幅広い銘柄に買い注文が入り、ほぼ全面高となった。
前週末発表の9月の米雇用統計は、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を大幅に上回り、米経済の底堅さを示した。市場では物価高を抑えつつ景気後退を回避するソフトランディング(軟着陸)への期待が高まっており、買いが膨らんだ。
幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数も40・91ポイント高の5792・04と最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合指数も続伸し、108・70ポイント高の1万8291・62。
個別銘柄では、ITのIBM、建設機械のキャタピラーの上昇が目立った。航空宇宙機器のボーイングは売られた。(共同)
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