ファミリーマートはコーヒー「モカブレンド」をリニューアルすると発表した(10日、東京都江東区)

ファミリーマートは10日、店舗でいれるコーヒー、ファミマカフェの「モカブレンド」シリーズを2年ぶりにリニューアルすると発表した。従来より高温で短時間の焙煎にすることで、コーヒーの華やかな香りを楽しめるようにした。モカブレンドの売上高を現状から約1割引き上げることをめざす。

22日からリニューアル販売する。エチオピア産で皮質の高いコーヒー豆を60%使用するなど豆にこだわった。焙煎の時間や温度を調整し、従来商品より香りの成分が約16%増えた。ホットの「モカブレンドS」は140円、Mサイズは210円とする。

コーヒー豆の生産国であるエチオピアの支援活動にも力をいれる。4月から支援活動として「エチオピア寄付企画」を始めた。1杯買うと、エチオピアに1円寄付できる仕組み。4〜6月に実施した第1回の企画では約500万円の寄付が集まった。寄付金は現地で学校のトイレの建設や教科書の寄贈に使われる。

11月中旬からは全国のファミマ約1万5900店で、店内にコーヒーの豆かすを再利用した脱臭ポットを設置する。消臭効果があり店内トイレや事務所に置く。各店舗からでるコーヒー抽出後の豆かすを年間約4180トン再利用できる見込み。

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