イタリアントマトは業績が悪化していた

キーコーヒーは10日、カフェやレストランを展開する子会社のイタリアントマト(東京・品川)の売却を中止すると発表した。1月、イタリアントマトの業績不振を理由に、同社を日本共創プラットフォーム(JPiX)に売却すると発表していた。10日付で双方合意のもと、譲渡契約を解除した。

キーコーヒーは売却中止の理由について「最終的なクロージング条件が整わなかったため」としている。イタリアントマトはここ数年で店舗数を減らし、業績が悪化していた。キーコーヒーは売却のためにバンダイナムコホールディングス(HD)が保有していたイタリアントマトの約3割の株式を買い取っていた。

キーコーヒーは今後について「保有を続けるのか、新たな売却先を探すかは未定」としている。

【関連記事】

  • ・キーコーヒーの営業エース、断られてから本領発揮
  • ・コーヒー豆に「2050年問題」 気候変動で産地半減危機

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。