農林水産省は11日、先月25日時点のコメの作柄を発表しました。

それによりますと、平年を100とした作況指数は全国平均で102となり、「やや良」になる見通しです。

都道府県別では主要な生産地の新潟県と山形県では5月から7月の天候不順の影響で「やや不良」を見込む一方、多くの地域ではおおむね天候に恵まれ、宮城県と岩手県は「良」、北海道や秋田県など19道府県では「やや良」を見込んでいます。

また、あわせて発表されたことしの主食用のコメの予想収穫量は683万トン余りで、去年より22万トン余り増える見通しです。

農林水産省によりますと、コメの品薄状態はおおむね解消されたとしていますが、価格は去年より高い状態が続いています。

農林水産省は「コメの収穫量が増えれば、引き締まった需給が緩和に向かう材料となる」としていて今後の価格への影響が注目されます。

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