下川町の田村町長㊨とソフトバンクの柏木本部長(11日、札幌市)

ソフトバンクと北海道下川町は11日、森林管理をデジタル化するための共同研究協定を結んだ。手作業が中心の植林や雑草の刈り取りを、ドローンや高精度な測位方法であるRTK(リアルタイム・キネマティック)を用いて効率化する。

11月から町内の数ヘクタールの森林で実証を始める。植林は直線方向に苗木を植え付ける必要がある。ドローンを使って上空から掘削位置を把握し、植林で用いるドリルに付けた画面に植える位置を表示させる。従来は真っすぐ植えるためにロープを引くなどし、苗木はくわなどを用い手作業で植え付けていた。

11日の締結式で田村泰司町長は「ソフトバンクの協力で森林整備はもとより人材確保・育成につながると確信している」とあいさつした。ソフトバンク法人統括公共事業推進本部の柏木陸照本部長は「技術を使って課題を解決し、しっかりとビジネスにつなげていく」と応じた。

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