観光PRブースの開設記念セレモニーを開いた(11日、大阪府の関西国際空港)

近畿運輸局などは11日、関西国際空港に西日本各地の観光地を映像や音声、触覚で体験できる観光PRブースを開設した。観光地の情報をパネルで調べることができるデジタルマップも備え、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)を機に関空を利用する訪日客らに西日本広域の周遊を促す。

観光PRブースでは足元のセンサーが体験者の動きを感知し、映像や音を連動させることで、体験者は観光地を歩いているような感覚を味わうことができる。和歌山県の那智の滝など関西やその周辺の観光地を日替わりで体験できる。関西やその周辺を含めた2府8県の観光施設や名所の情報を掲載したデジタルマップも設置する。

大阪・関西万博には海外から350万人の来場が試算されている。訪日客の認知度の高い大阪や京都以外の観光地の周遊を促し、地域経済の活性化やオーバーツーリズム(観光公害)の緩和につなげる。

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