東京地下鉄(東京メトロ)が新規株式公開(IPO)に伴う売り出し価格を仮条件上限の1株あたり1200円にする方針であることが15日、わかった。個人投資家などからの需要を積み上げるブックビルディング(需要申告)で応募が好調だったため。時価総額約7000億円での上場が見込まれる。
15日中にも東京メトロは売り出し価格を決定する。8〜11日の需要申告期間にどれだけの需要があるかを把握し、あらかじめ提示した1株あたり1100〜1200円の仮条件で需要申告を実施した。関係者によると「応募倍率は比較的好調だった」と話す。
もともと東京メトロの発行済み株式総数5億8100万株を保有していた国(53.42%)と東京都(46.58%)が、それぞれ50%ずつ株式を売り出した。
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