エニカは12月末に全てのサービスを終了する

ディー・エヌ・エー(DeNA)とSOMPOホールディングスの共同出資会社DeNA SOMPO Mobility(東京・渋谷)は15日、同社が展開する個人間カーシェア「Anyca(エニカ)」のサービスを2024年中に終了すると発表した。利用者数の低迷などが背景で、同社の今後の事業については未定。

15日に新規会員登録を停止した。10月末にカーシェアの予約受け付けを停止し、12月末にアプリやWEBサイトなど全てのサービスが使えなくなる。同社のレンタカー事業についてもサービスを終了する。

エニカはスマートフォンのアプリを通じて個人が所有する車の貸し借りができるカーシェアリングサービスで、車の受け渡しから決済まで専用アプリで手続きできる利便性が特徴だった。15年からサービスを開始し、累計利用者数は91万人を超えていた。

担当者は「サービス開始当初に想定した規模には遠く及ばず、総合的に判断してサービス終了に至った」とした。

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