アークスが15日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%減の49億円だった。人件費の増加で販管費が増えたことが響いた。売上高は4%増の3027億円で、3〜8月期としては過去最高となった。

既存店の来客数は前年同期比で微減だったが、物価上昇に伴い1点あたり単価が4%増え、客単価が3%上昇した。販管費は約29億円の増加分のうち、16億円あまりを人件費が占めた。営業利益は10%減の71億円、経常利益は10%減の79億円。

15日の記者会見で、古川公一最高財務責任者(CFO)は10月から値上げする食品が相次いでおり「食品への節約ムードが強まり、消費者の買い控えがますます広がっていく」との見方を示した。

25年2月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比4%増の6130億円、純利益は1%減の116億円を見込む。

記者会見した古川公一CFO(15日、札幌市)

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