ANAホールディングス(HD)が26日発表した2024年3月期連結決算は、純利益が前期比75.6%増の1570億円だった。本業のもうけを示す営業利益は73.2%増の2079億円といずれも過去最高を更新した。国際線が旺盛な訪日客需要を取り込んで伸びたほか、国内線も観光需要を追い風に旅客数が拡大。巨額赤字に苦しんだコロナ禍から回復が鮮明となった。

売上高は20.4%増の2兆559億円だった。傘下の全日本空輸の旅客収入は国際線が68.0%増の7281億円、国内線が21.8%増の6449億円と好調。国際線収入が初めて国内線を上回り、最大の収入源となった。

全日空の機体に描かれたロゴマーク=東京・羽田空港

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