京都府タクシー協会は22日、秋の観光シーズンの混雑対策として京都駅と高台寺・清水寺を結ぶ乗り合いシャトルタクシーを運行すると発表した。11月の土曜・日曜・祝日の日中に15分間隔で往復する。少人数客をまとめて輸送することでタクシー乗り場の行列を減らしたい考えだ。
有名観光地である清水寺や八坂神社に近い高台寺の駐車場内にタクシー乗り場を設けて京都駅烏丸口と直結する。料金は片道大人800円。通常のタクシーだと1600円ほどという。車両はトヨタ自動車「ハイエース」などで最大9人を運べる。協会に加盟する8社が協力して休日の午前10時台から午後3時台まで運行する。
協会は2023年秋と24年のゴールデンウイークにも乗り合いタクシーを運行した。ただ1便あたり1人ほどと利用が伸び悩んでいた。今回から駅前に多言語対応のガイドを配置するほか周辺ホテルにチラシを置いてもらいインバウンド(訪日外国人)への周知を促す。
協会の足立高広専務理事は、ドライバー不足の中で効率よく観光客を運ぶことで「一般市民を乗せる車両も一定数確保したい」と述べた。
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