大東建託は賃貸事業などが好調で25年3月期業績予想を上方修正した

大東建託は22日、2025年3月期の連結純利益が前期比12%増の840億円になる見通しだと発表した。従来予想から80億円上方修正した。市場予想の平均(QUICKコンセンサス、828億円)を上回った。主力のアパートなどの賃貸事業や投資マンション事業が好調に推移している。施工量の平準化によるコスト削減も寄与する。

好業績を反映し25年3月期末の配当は1株343円(前期末は288円)と従来予想から55円増やすと発表した。4〜9月期の配当(中間配当)とあわせると、年間配当は630円(前期は555円)になる。

売上高は6%増の1兆8300億円の見通しで従来予想から100億円引き上げた。営業利益は14%増の1200億円の見込みで従来予想は1100億円だった。3月と9月に集中していた物件の完成を平準化することで、繁忙期の人件費などのコストを抑え、利益率が改善する。23年度から新規事業として注力してきた買い取り再販事業も堅調だという。

あわせて2024年4〜9月期の連結売上高が前年同期比8%増の9072億円、純利益が31%増の511億円だったと発表した。いずれも従来予想を上回った。

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