バーガーキングは2028年末までに店舗数を2.5倍の600店に拡大する目標を掲げる(店舗イメージ)

「バーガーキング」を展開するビーケージャパンホールディングス(東京・千代田)は22日、2〜3月にSNSを通じて新規出店のための空き物件情報を募集したところ、7万8000件超の応募があり、12カ所の新規出店につながったと発表した。成約した物件の最初の情報提供者には10万円を支払う。

同社は「バーガーキングを増やそう」と名付けたキャンペーンを2〜3月に実施した。X(旧ツイッター)などで消費者に出店用地の紹介を呼びかけた。実際に物件が成約した場合は10万円を支払うという内容が話題となり、2カ月弱で7万8000件以上の応募が寄せられた。「広告や仲介手数料の費用を考えると(10万円は)安い」(ビーケージャパンの野村一裕社長)。3月以降、集まった情報をもとに物件情報の精査、出店交渉などを進めていた。

SNSで空き物件の紹介を呼びかけたところ7万8000件以上の応募があった

今回、応募から新規出店につながった12カ所のうち7カ所の立地を発表した。

8月に開業した阪急伊丹店(兵庫県伊丹市)や9月の相模原横山店(相模原市)などすでに出店済みの5店のほか、24日に開く予定のOSC湘南シティ店(神奈川県平塚市)と11月開業のアピタ阿久比店(愛知県阿久比町)が含まれる。

ビーケージャパンは現在約240の店舗数を2028年末までに2.5倍の600店まで拡大する計画だ。10〜11月には今回のキャンペーン対象ではない店舗も含めて5店の新規出店を予定するなど、積極出店を進めている。

【関連記事】

  • ・バーガーキングは爆笑王 「マックいじり」でファン急増
  • ・バーガーキングのビーケージャパン、社員11.6%賃上げ
  • ・卒マック経営者5人の教訓 人材の宝庫はなぜ生まれた

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。