【ニューヨーク=吉田圭織】米疾病対策センター(CDC)は22日、米マクドナルドの人気ハンバーガー商品「クオーターパウンダー」が腸管出血性大腸菌の集団感染と関連していると発表した。22日夕方時点で1人が死亡し、10人が入院している。
この発表を受け、マクドナルド株は22日の米株式市場の時間外取引で一時9%下落した。
CDCによれば、感染者の多くは症状が出る前にマクドナルドのクオーターパウンダーを食べたと報告している。10州で49人が感染し、感染者の多くはコロラド州とネブラスカ州に集中している。最初に感染が確認されたのは9月27日だった。
現時点でどの具材に大腸菌が付いているかは不明だ。だが、生タマネギのスライスとクオーターパウンダー用の生のパテが検査されている。これらの具材はクオーターパウンダーのみに使われており、マクドナルドは両具材の利用を停止したと報告している。
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