食品スーパー「ロピア」を運営するOICグループ(川崎市)は23日、洋菓子の製造・販売を手がけるサンセリーテ(東京・中央)を買収したと発表した。同社は有名パティシエの鎧塚俊彦氏が社長をつとめる。ロピアや外食事業などで販売するパンやスイーツを共同開発し、商品力を高める。
10月15日付でサンセリーテと株式譲渡契約を結び子会社化した。鎧塚氏のノウハウをグループに取り込みロピアの店内で焼くパンやデニッシュを開発するほか、洋菓子店「トシ・ヨロイヅカ」の海外展開で連携する。OICグループ傘下のマンゴー農園を活用したスイーツ店の出店も検討する。
サンセリーテは2006年に設立。洋菓子の製造・販売に加えて、エクアドルのカカオ農園の運営なども手がけている。
OICグループは積極的なM&A(合併・買収)で、小売りや外食、貿易、食品製造まで29社を傘下に収めている。32年2月期にグループ企業100社、売上高2兆円の目標を掲げている。24年2月期の売上高が4126億円だった。
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