日本酒提案サービスなどを手掛けるサケアイ(新潟市)は、新潟県佐渡島に「クラフトサケ」の醸造所を設立する。クラフトサケは日本酒の製法を基に製造している新ジャンルの酒で、離島の醸造所は初めて。佐渡のコメに加え、ルレクチェや黒イチジクなど現地の特産物を副原料として製造し、地域の魅力発信にもつなげる。
両津港にほど近い天領盃酒造(同県佐渡市)の旧事務所を改装し、12月上旬にもクラフトサケ醸造所「SAKENOVA BREWERY」を設立する。2025年1月にもクラフトサケを製造するための「その他の醸造酒」の製造免許を取得し醸造を始める。早ければ3月の出荷を計画する。醸造所には蔵全体を見渡しながら試飲できるスペースも設ける。
サケアイは23年4月、酒蔵に製造委託する形で高級日本酒ブランド「SAKENOVA」の販売を始めた。今回自社で醸造所を設け、佐渡の特性を生かした酒造りを始める。製造するクラフトサケはSAKENOVAの派生ブランドとする予定だ。現在300万円を目標金額にクラウドファンディングを実施しており、調達した費用は一部改装費や設備費に充てる。
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