抵抗器などの電子部品を手がけるKOAは23日、2025年3月期の連結純利益が前期比97%減の8000万円になりそうだと発表した。中国を中心に主力の自動車向けの出荷が落ち込み、従来予想から7億2000万円下方修正した。年間配当金も10円減の40円と、計画から10円引き下げた。
売上高は3%減の628億円と、計画から18億円引き下げた。中国の電気自動車(EV)生産の減速や、日本の自動車メーカーの認証不正で新車販売が落ち込んだ影響が表れる。固定費の削減で補えず、営業利益も65%減の11億円と想定を4億5000万円下回る。
同日発表した24年4〜9月期の連結決算は、売上高が5%減の318億円、最終損益が5億7200万円の赤字(前年同期は15億円の黒字)だった。
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