京阪ホールディングス(HD)傘下の京阪バスは24日、12月1日から大阪府、京都府、滋賀県で運行する路線バスの運賃を改定すると発表した。一部区間を除く3府県での最低運賃を20円引き上げる。大阪府での平均改定率(実施運賃)は8.3%となる。運転士の確保が難航する中、処遇改善を進めるため、値上げに踏み切った。
滋賀県で230円だった区間は250円となり、250〜330円の区間は据え置く。京都府・大阪府の一部区間で導入されている、距離に応じて料金が変わる「対キロ区間制」では50〜100円引き上げる。一方、京都府の一部では値下げとなる区間もある。併せて定期運賃の改定も発表した。
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