NTT東日本は24日、キャンプ場の運営事業に参入すると発表した。来月1日に新会社「NTT Landscape(ランドスケープ)」(東京)をグループ会社と共同で設立。デジタルトランスフォーメーション(DX)による運営効率化支援も手掛ける。
コロナ禍を機にキャンプ人気が高まる一方、人手不足や経営難など課題を抱えるキャンプ場も多い。新会社の社長に就くNTT東の木下健二郎氏は「アウトドアの体験を損なうことなく、デジタルの導入で魅力を向上させたい」と話している。
新会社は、老朽化や人手不足に悩む公営キャンプ場などの施設運営権を取得し、まずは来春をめどに山中湖と伊豆の2エリアで開業。2029年度に約15カ所に増やす計画だ。非常時に仮設住宅になるトレーラーハウスも販売する。
また、受け付け業務を省力化する「スマートチェックインアプリ」を開発し、自社施設のほか全国のキャンプ場にも提供。29年度に30億円規模の売上高を目指すとしている。
NTT東日本の新会社が販売するトレーラーハウス=24日、東京都調布市
NTT東日本の新会社が販売するトレーラーハウスの内部=24日、東京都調布市
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