ピクシーダストテクノロジーズ(東京・中央)は24日、ナスダック証券取引所に米国預託証券(ADR)の上場廃止を11月に申請すると発表した。米証券取引委員会(SEC)への登録もやめる。ナスダック上場を維持し米国証券法による報告義務を順守することによる潜在的なコストや事情を勘案し決めた。
ナスダックの上場廃止は11月中旬、SECの登録廃止は2025年2月に完了する予定だ。預託銀行のADRプログラムも25年1月には終了する。
同社は17年に創業し、23年8月にナスダックに上場していた。メディアアーティストの落合陽一氏が代表を務め、音で高齢者の脳を活性化する認知症ケアサービスなどを開発している。投資家の数が多いナスダックへの上場で、サービスの早期実用化を目指すとしていた。
【関連記事】- ・日立、声漏れ防ぐ個室ブースを開発 落合陽一氏の会社と
- ・エクサウィザーズと昭和大学、認知症の兆候を音声で診断
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。