アジア開発銀行(ADB)の次期総裁に、神田真人前財務官が立候補した。ほかに立候補した人はおらず、加盟国・地域による信任投票を経て、11月中にも新総裁に選出される見通しだ。ADBが24日発表した。
浅川雅嗣総裁が9月に辞任の意向を示したことを受け、日本政府は後任に神田氏を推薦していた。ADBは23日まで立候補を受け付けたが、名乗りを上げたのは神田氏だけだった。今後、信任投票が行われ、11月28日に結果が発表される。
神田氏は財務官在任中、政府と日本銀行による大規模な為替介入を指揮し、「令和のミスター円」と呼ばれる。ADBの歴代総裁10人は全て日本から出している。
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