米メイプロ社の主力サプリメント=伊藤忠商事提供

伊藤忠商事は25日、2024年中に子会社を通じて米国健康食品メーカーのメイプログループ(ニューヨーク州)に25%を出資し、持ち分法適用会社にすると発表した。投資額は数十億円とみられる。高齢化を受けて世界の健康食品市場は堅調に成長しており、世界最大市場の米国などで需要を開拓する。

子会社の化学品メーカー、伊藤忠ケミカルフロンティアがメイプロに出資する。メイプロは健康食品やサプリメントの素材や最終製品を製造・販売している。米国のほか、オフィスをもつ中国と日本で事業を展開中だ。

伊藤忠の支援により、その他の国・地域でも販売の拡大をめざす。メイプロは1977年の設立で、足元の年間売上高は100億円超で推移している。

伊藤忠は京都市に本社を置く食品向け機能性素材などを手がけるファーマフーズにも11月に約3%を出資すると発表済みだ。出資を通じて同社の研究開発を支援する。

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