JR四国が外資系ホテル「コートヤード・バイ・マリオット高知」の開業を予定している高知新聞社旧本社跡地。現在は解体作業中だ=高知市で2024年10月21日、前川雅俊撮影

 JR四国(高松市)は2028年秋、高知市中心部の高知新聞社旧本社跡地(解体中)に新ホテル「コートヤード・バイ・マリオット高知」を開業する。世界最大級の米ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」のブランドのひとつで、四国初進出になる。

 高知新聞社(高知市)と旧本社跡地約3100平方メートルの定期借地契約を結び、地上14階建て(延べ床面積1万1000平方メートル)のホテルを建設する予定。ホテル運営は「EastGateホスピタリティー」(東京都港区)に委託し、同社がマリオット社とフランチャイズ契約を結ぶ。

JR四国が外資系ホテル「コートヤード・バイ・マリオット高知」の開業を予定している高知新聞社旧本社跡地。現在は解体作業中だ=高知市で2024年10月21日、前川雅俊撮影

 「コートヤード・バイ・マリオット」は約30の高級ホテルブランドを展開するマリオット社の中では中価格帯の位置付け。国内には現在、東京、大阪などに8つある。

 新ホテルは高知城や高知県庁の近くで、飲食店街も徒歩圏内。210の客室と朝から夜まで営業するダイニング、フィットネスジム、ミーティングルームを備える。マリオットブランドの国際的な知名度の高さを生かして訪日観光客とビジネス客の取り込みを狙う。

 JR四国は苦境が続く鉄道事業の赤字を補うため、不動産事業やホテル事業に力を入れている。【前川雅俊】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。