医療機器大手のオリンパスは28日、シュテファン・カウフマン社長兼CEO(最高経営責任者)が違法薬物を購入していた可能性が高いとして、同日付で辞任したと発表した。警察にも連絡しているという。
同社によると、「違法薬物を購入していた」という旨の通報が同社にあり、内部調査の結果、薬物を購入していた可能性が高いと判断した。28日に取締役会が辞任を要求し、カウフマン氏も応じたという。カウフマン氏が薬物購入を認めているかは、捜査に関わるとして「回答を控える」(同社広報)とした。
カウフマン氏はドイツ出身で、2023年4月に同社のCEOに就任した。辞任に伴い、当面は竹内康雄会長が代役を務める。(田中奏子)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。