出張シェフサービスを手掛けるシェアダイン(東京・港)は、料理人向けに短時間の仕事を紹介するアプリ「CHEFLINK(シェフリンク)」のサービスを始めた。飲食店の人手不足が加速する中、料理人が場所や時間にとらわれず複数の店舗で働けるようにキャリアを支援する。
料理人は無料で利用できる。これまでの勤務情報をアプリに登録すると、人工知能(AI)が自動で強みを分析して自己紹介文を生成する。AIが料理人の経験や技術をもとに仕事を紹介する機能も開発している。シェアダインは店舗側が料理人に提示する時給の一部を手数料として得る。
料理人同士でつながるSNS機能も設けている。付き合いのある人の勤務情報や自己紹介文などを確認できるようにし、キャリア形成にも役立ててもらう。料理のジャンルごとにコミュニティーをつくってイベントを開催することも検討している。
シェアダインはこれまでウェブサイト上で、料理人と飲食事業者をマッチングするサービス「スポットシェフ」を展開してきた。約1800店舗が登録しており、料理人約1万人が利用している。
より多くの料理人に利用してもらえるように、使いやすさを重視して「スポットシェフ」の機能を今回のアプリに統合した。井出有希共同代表は「複数の店舗でキャリアが積めることを全ての料理人に知らせたい」と意気込む。
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