ららぽーと新三郷の新店舗にデジタルフィッティングを導入する(画像はイメージ)

和装・ブライダルの一蔵は15日、モニターを使って簡単に振り袖の試着を体験できる「デジタルフィッティング」を提供する店舗を埼玉県三郷市にオープンする。振り袖販売店でこの技術を導入するのは珍しい。和装の試着は洋服と比べて時間がかかるが、デジタル技術を活用することで短い時間でより多くの振り袖を試すことが可能になる。

新店舗はショッピングモールのららぽーと新三郷(同市)に開設する。店舗内に高さ約2メートルのモニターを置き、客と振り袖の画像を組み合わせて投影する。顧客は画面を見ながら、短時間で自分に似合う生地の模様や色を検討できる。何回も着替える必要がなくなるため、商品を選ぶ際の負担が軽減するという。

これまでは買い物客1人に対して1人のスタッフが付くような接客が主流だった。デジタルフィッティングを導入することで、店舗オペレーションの効率化にもつながる。同社は振り袖をレンタル・販売する「オンディーヌ」を全国で約30店展開しており、他の店舗でもデジタルフィッティングの採用を検討する。

三郷市に開く新店舗は従来の呉服店と異なり、気軽に入店できるような内装とした。カジュアルな着物の販売や着付けのレッスンも提供する。同社は「アパレルショップのように気軽にお店に入ってもらいたい」と話している。

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