群馬県高崎市は、関越自動車道の高崎玉村スマートインターチェンジ(IC)近くで計画される複合商業施設について優先交渉権者が示した基本構想を公表した。広場を取り囲むような建物に地元産の農産物などのマルシェや飲食・物販店、子どもの遊び場、温浴施設が入る。2027年夏ごろに開業し、年間300万人の集客を目指す。
施設名は「BETTER DAYS(ベターデイズ)」。不動産賃貸業の阿佐見産業(群馬県伊勢崎市)など県内3社のグループがスマートICの下り出入り口を挟んだ産業団地内の敷地約5万8300平方メートルに整備する。年間売上高は約52億円を見込む。計画策定に時間を要し当初予定の26年5月から開業が遅れる。
施設整備費は約98億円、運営管理費は約6.8億円を予定する。市は資材・人件費の高騰や事業の公共性などを踏まえ、初期投資に約20億円、運営管理費に年間約3億円(5年間継続)の補助を予定する。2つに分かれた敷地をつなぐ連絡橋の建設費約8億円も市が負担する。
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