アドバンテストは30日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比96%増の1220億円になる見通しだと発表した。従来予想から170億円引き上げた。生成AI(人工知能)に組み込む半導体用の試験装置の需要が伸びる。最大500億円の自社株買いも発表した。AI銘柄の代表格として成長期待から株価は最高値更新が続く。
純利益は事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、86%増の1158億円)を5%上回る。株価は私設取引システム(PTS)で一時、同日の東証終値比で6%上昇した。ニッセイアセットマネジメントの山本真以人チーフ・アナリストは「改めて生成AI関連の装置需要の強さを感じた」と話す。
売上高は32%増の6400億円、営業利益は2倍の1650億円を見込む。7月時点の計画からそれぞれ400億円、270億円上方修正した。売上高営業利益率は25.8%と前期(16.8%)から大きく上昇する。
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