国内発電大手のJERAは31日、オーストラリアのガス田の権益取得が完了したと発表した。取得額は約14億ドル(約2100億円)。同ガス田から年最大120万トンの液化天然ガス(LNG)を調達し日本での火力発電に使う。資金は主に借り入れでまかない、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が債務の一部を保証する。
豪エネルギー大手のウッドサイド・エナジー・グループが開発プロジェクトを進める「スカボローガス田」について、同社が保有する権益の15.1%をJERAが取得する権益売買契約を2月に結んでいた。同ガス田は2026年ごろに生産を始め、JERAは20年間ほどLNGを引き取る予定だ。
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