猛暑でエアコンの販売が伸びた(川崎市内の店舗)

ノジマが31日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比54%増の141億円だった。従来予想を41億円上回った。猛暑でエアコン販売が伸びたほか、スマートフォン向けで利益率の高い保証サービスの契約も増えた。堅調な業績を踏まえ、25年3月期の年間配当を年40円(前期は33円)と、従来計画から4円引き上げる。

正午の決算発表後、株価は一時前日比9%高の2163円まで上昇した。好業績と増配が好感され、10月11日に付けた上場来高値(2099円)を更新した。

4〜9月期の売上高は10%増の3931億円だった。冷蔵庫や洗濯機など大型の白物家電も伸び、家電事業の売上高は11%増の1453億円だった。スマホ販売店事業は6%増の1665億円だった。「ドコモショップ」関連が復調し、スマホの故障対応やバッテリー交換など保証サービスも伸びた。東南アジアが中心の海外店舗事業は28%増の390億円と過去最高を更新した。

25年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比微増の7650億円、純利益は5%増の210億円を見込む。

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